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日本万国博覧会(大阪万博)が開催

日本万国博覧会とは

日本で開催された歴史的なイベントの中でも、多くの人の記憶に残っているもののひとつに「日本万国博覧会」があります。
「大阪万博」の名前でも知られている同博覧会は、1970年3月15日から9月13日にかけて大阪府吹田市で開催されました。
現時点で約50年前のイベントですから、実際に参加したという方もいるのではないでしょうか。

日本はもとより、アジアでも初めて開催された国際博覧会には全世界77カ国が参加し、入場者も6400万人を超えて盛況を博しました。
183日間に渡って開催された日本万国博覧会は、330haの会場面積を有し、開幕式典には約8,000人の知識人が招待されました。
式典の状況は宇宙テレビ中継によって全世界に発信され、「進歩と調和」への願いが全世界に届けられました。

「人類の進歩と調和」を実現するための万博には「太陽の塔」がシンボルとして使用されましたが、太陽の塔は今でも多くの人たちの印象に残っているのではないでしょうか。
「芸術は爆発だ!」という言葉で有名になった芸術家・岡本太郎が制作した太陽の塔は、「黄金の顔」「太陽の顔」「黒い太陽」という3つの顔を擁しており、博覧会当時には第4の顔である「地底の太陽」も展示されていました。

日本万国博覧会には多くの人が来場

日本万国博覧会の開会式には、国内・海外を含めて4,800人を超える貴賓が参加しました。
皇室のメンバーも何度か博覧会を訪れ、さまざまな交歓風景を繰り広げたことで有名です。
1964年に開催された東京オリンピック後、初の大々的な国家プロジェクトということもあり、数多くの建築家や芸術家が動員されたのが日本万国博覧会の特徴です。

1日の入場者数は最高で83万5832人、最低で16万3857人、平均では16万3857人/日となっています。
この数字を見るだけでも、かなり多くの人がこの大阪万博に訪れたことが分かります。

日本万国博覧会の主な催し物

日本万国博覧会では、ありとあらゆる催し物が開催されました。
万国博ホールや水上ステージの他に、野外劇場やフェスティバルホールなどでさまざまな催し物が繰り広げられ、期間中の公演数は2,880回を超えています。
また、お祭り広場には27万人がイベントに出演し、1,000万人以上の観客が参加しています。
これに加えて、「こどもの国エキスポランド」でも数多くのイベントが開催され、大好評のうちに日本万国博覧会は幕を閉じました。

日本万国博覧会の会場は、現在では「万博記念公園」となっており、さまざまなイベントが開催されています。
同じ吹田市にある国立民族学博物館「みんぱく」とのコラボによる企画展などもありますので、興味のある人はぜひ一度訪れてみることをおすすめします。