人間として自由に生きるスタイル
個性的なファッションをしている、そんなイメージが持たれがちなのがヒッピーです。
ヒッピーとは、人として自由に生きたいと願う人々を指します。
ヒッピーが発祥したのは、サンフランシスコのダウンタウンと言われています。
ヘイト&アシュベリーというエリアで、ヒッピーが共同生活を始めたと言われています。
ヒッピーの始まりは、ベトナム戦争に対する反対運動が発端となっています。
戦争に反対し、自由な生き方を希望する若者によって生み出されたのが始まりです。
ヒッピーというと、外見が派手という印象があります。
またヘアスタイルなども個性的で、大勢の中にいてもひときわ目立っています。
サイケなカラーが印象的
ヒッピーのファッションは単に派手ということではなく、信念や思想を表現しています。
戦争や黒人問題などで悩みながらも、自由に行きたいという信念をファッションという形を通して表しているのです。
ヒッピーのファッションはサイケで派手なカラーをしている点が大きな特徴で、とても個性的に感じられることでしょう。
平和や愛を象徴する花や鳥を使ったデザインが多く、目立ちやすいカラーをしています。
また素材は麻やトンボ硝子といった、ナチュラルものがよく使われています。
眩しいほどの鮮やかなカラーをしたヒッピーファッションですが、実は信念や思想が込められているのです。
長髪にヒゲという点も特徴的
ヒッピーの特徴として、ファッションだけではなくヘアスタイルなども挙げられます。
長髪と髭のスタイルをしているヒッピーの人が多くいますが、長い髭や長髪は自由思想の象徴と言えます。
中には長髪にしているだけではなく、ヘアバンドをしている人もいます。
民族的な雰囲気を持たせたヘアスタイルをしているヒッピーもおり、牧歌的な印象を人に与えます。
ヒッピーの外見は個性的ですが、美容室に行くのが面倒だからという理由で髪を伸ばしているのではありません。
自由という思想が込められており、信念を持って長髪や髭といったスタイルにしているのです。
現在でもヒッピーは存在している
現在でも少数ですが、ヒッピーの生活をしている人がいます。
世界的に有名なヒッピーの場所として、デンマークのクリスチャニア自治区が挙げられます。
このエリアはデンマーク政府から独立しており、独自の国歌があります。
人口は1000人程度と言われており、このエリアに住む人は自由な生活を送っているようです。
クリスチャニア自治区で暮らすヒッピーの人達ほど本格的な生活を送らない人の中には、長髪やサイケカラーのファッションを生活に取り入れている人がいます。
ちょっとヒッピーを取り入れた生活を送る人は日本国内にもおり、ライトな感じでヒッピーを楽しんでいる人たちと言えます。