アメリカから上陸後大人気に
フラフープとは、腰に通して使用するおもちゃです。
体を上手に動かさないと落ちてしまうので、案外体力を使うアイテムです。
ウエスト痩せなどのためにフラフープを使う人が今でもいますが、このおもちゃは日本ではなくアメリカでまず大流行となりました。
1958年にアメリカで流行し、同じ年に日本へ上陸しました。
日本で発売されると同時に、フラフープは人気となってのです。
当時フラフープを販売するデパートなどでは、開店前から購入を希望するお客さんで列ができていたほどです。
ブームが去るのも急速だったフラフープ
アメリカからやってきたフラフープは、日本に上陸すると一気に人気となりました。
でもその人気が去るのも、同じくらい急速だったようです。
フラフープが発売されて1か月後、10代の男の子がフラフープの使用によってケガをしてしまったのです。
またフラフープで遊んでいた子供が交通事故に巻き込まれるケースが増え、ニュースでも取り上げられるようになりました。
小学校の中にはフラフープ禁止の校則を作るところもあり、ブームも急に去ってしまったのです。
フラフープ自体は安全なおもちゃですが、熱中しすぎたあまりケガをする人も多くいたようです。
フラフープのブームは、わずか40日と言われています。
2000年代になってブームが再燃
フラフープが流行してから50年後、再ブームがやってきます。
前回と同様にアメリカで流行しますが、この時の火付け役となったのは有名な歌手や俳優たちです。
海外セレブがダイエットなど美容と健康のために、フラフープを使用しました。
ただ前回と違う点として、いきなり人気となったのではないというところです。
2000年代になって、フラフープが少しずつ注目されるようになりました。
アメリカで再人気となったフラフープは、すぐに日本でも流行となりました。
2012年になって、日本初のフラフープとダンスを組み合わせた競技に関するコンテストが実施されました。
健康器具として大きく知られるように
以前のような大ブームではありませんが、フラフープは多くの人に使用されるようになりました。
現在販売されているフラフープはリング状となっており、以前のタイプと同様です。
ただ中にはいくつかのパーツに分かれている商品もあり、新しいアイデアを取り入れたアイテムも登場するようになりました。
安全対策のため、LEDを搭載しているタイプなども見られます。
フラフープを使ったダイエットや運動自体は、とても健康的な方法と言えます。
また本体価格も安く、数百円で販売しているお店もあります。
今後も健康やダイエットのために、フラフープは長く使用されていくことでしょう。