より高機能になったスーファミ
ドンキーコングなど、年齢を問わず多くの人を魅了したファミコンは1980年代に発売されました。
時代は90年代になり、幕開けとなる1990年にはスーファミが発売されました。
スーパーファミコンが正式名称ですが、このハードはファミコンに比べてグラフィックや音質などが格段に向上しました。
16ビットCPUに対応しており、よりクオリティの高いゲームを楽しめる製品となったのです。
ファミコンは8ビットCPUでしたが、ファミコンでは表現ができなかった画像の拡大や回転、さらに縮小機能が実装されたのです。
またPCM音源も実装され、高音質でゲームを楽しめるようになりました。
ゲームをプレイしてみると、キャラクターがスムーズに描かれるなど、ファミコンに比べてはるかに性能が高いことがわかります。
驚異的な売り上げは海外でも
ファミコンよりも画像と音質のクオリティが高いスーファミで楽しめるゲームについて、発売と同時にまずマリオブラザーズ4が登場しました。
またロールプレイングゲームであるドラゴンクエスト5も、同じタイミングで発売されました。
いずれもグラフィックが美しく、音の品質も良く、多くの人々の心を一気に掴んだのです。
多くの日本人を虜にしたスーファミは、国内で1500万台以上の売り上げを獲得しました。
全世界では5000万台以上を出荷し、世界的に有名で人気の高いハード機となったのです。
また発売されたソフトは多くありますが、その中でも特に有名なのはスーパーマリオカートやスーパーマリオワールドなどです。
90年代では高い処理能力を誇るスーファミ
スーファミのCPUは16ビット、また32,768色の中から選択できる16色のカラーパレットを搭載しています。
処理能力が高く、美しい色彩でゲームを楽しむことができる点が大きな魅力です。
また背景の多重スクロールや回転などの機能を持っており、90年代に販売されたハード機としては非常にクオリティ高い製品と言えます。
80年代に販売されたファミコンに比べ、よりスーファミではもっと魅力的なゲームを楽しむことが可能になりました。
ミニスーファミが2010年代に登場
多くの人々を魅了したスーファミでしたが、その後になってまた楽しみたいというファンが多くいました。
そんなファンに喜びを与えるような出来事が、2010年代に起こったのです。
スーパーファミコンの本体をよりコンパクトにした、ミニスーファミが2017年に発売されました。
21タイトルのソフトを収録しており、カートリッジを交換しなくても様々なゲームが楽しめるようになっています。
本体サイズは元祖スーファミに比べて、4分の1のサイズとなっています。
ダウンロードなどによってゲームを追加することは不可能ですが、懐かしいゲームをまた楽しめるようになった点は嬉しいポイントと言えるでしょう。