クオリティの高いゲームを自宅で楽しめる
今ではアーケードゲームと同じくらいのレベルを持つゲームも、自宅で楽しめるようになりましたよね。
でも昔は技術的な面もあって、実現することは難しかったように思います。
でも1980年代になり、あるゲーム機の登場で状況は一変しました。
1983年の7月になると、ドンキーコングなどで有名な任天堂からファミコンが発売されました。
日本国内での略称はファミコンですが、正しくはファミリーコンピュータという名称です。
発売当時は14800円という価格ですが、今の人達には高いと感じられるのでしょうか。
14800円という価格でアーケードゲームのようなゲームを家で楽しめることを考えると、高い金額ではなかったのではと思います。
ファミコンの発売と同時に、今でも有名なドンキーコングが発売されました。
このドンキーコングは、アーケードゲームからの移植でした。
サードパーティーからゲームが発売される
任天堂というと、ドンキーコングをイメージする方もいるのではないでしょうか。
ファミコンの登場と同時に、ドンキーコングが発売されました。
発売当初は任天堂からのみソフトが販売されていたようです。
ただ任天堂しかソフトを販売しない状況では、ファミコンの購入者を増やすことはできないでしょう。
1984年にでは、ハドソンが初のサードパーティーになりました。
ハドソンに続きナムコが続き、ゼビウスといった大ヒット作品が販売されました。
ナムコなどサードパーティーの登場によって、ファミコンの売上もどんどん伸びていきました。
1984年には100万台以上のファミコンが販売され、ゲーム機市場のうち約9割のシェアを獲得するまでになったのです。
スーパーマリオブラザーズがついに登場
ファミコン人気は衰えることを知らない状況が続きましたが、1985年には傑作と言われるスーパーマリオブラザーズが発売されました。
ピーチ姫を助けるマリオの冒険ストーリーで、これまでに販売されたソフトとは全く違うスケールの大きさで子供たちは夢中になりました。
このソフトを購入する際に、本体を買う消費者も多くいたようです。
ファミコンが爆発的な人気となり、累計販売数が400万台に到達しました。
またスーパーマリオブラザーズは、681万本の売り上げとなったのです。
再びファミコンが注目されている
ファミコンの発売から20年を越えましたが、またファミコンが注目されるようになりました。
今のゲームはリアリティを追求し、グラフィックも昔に比べてはるかに細かく美しくなりました。
ただ技術的な面で飽和状態となり、オリジナリティのあるゲームを作ることが難しくなってきているように感じます。
ファミコンのゲームは、シンプルながらもオリジナリティに溢れています。
このオリジナリティが、再注目されている理由ではないでしょうか。